コミティア130とこれまでのコミティアに関するごく個人的な感想
今回で参加10回目、サークル参加8回目、本は今回ので9冊目
となった。
最初のころは漫画を書いたこともなかったので、想像をなんらかの形にするだけで難しさと達成する喜びがあった。
コミティア126でparing_ingの「アポン」に出会ったことで革命的に何かが変わった。こんなにカッコよくて面白い作品を(コミティアに限らずとも)読んだことが無かった。そのあと彼と交流することが叶ったが、俺の作品はゴミ同然であった。そこで悔しさを感じた俺にとって、「paringに見せられる作品を作ろう」と奮起した。
その奮起が空回りすることもあったが、前回のコミティア129の「性の輪廻gender roll」ではギリギリ許容できるレベルにできた気がする。しかしその時には既にparing_ingはSNSからもコミティアからも消えていた。
私の漫画に対する情熱は揺らがなかったが、コミティアに向けて描く明確な目標を失って、目的の薄い漫画を描きだしてしまった。
その結果途中で気をおかしくして、わけのわからなすぎる漫画を描いてしまった。
それが今回の作品、「追葬パラレル」である。
もうコミティアに出る意味はあるのか……とか思いながら今回のコミティア130に参加したが、
「メタ認知」という異常な作品に出会えた。この作品は本当に面白い。着眼点、画面構成、言葉のセンス全てが完成されていた……。
そして作者の朝倉量子さんと話すこともできて、自作を買ってもらうこともできた。
でもこんなゴミのような自作をもらわれて、私は……という気持ちになった。
そういう悔しみを再び感じられて、幸福だった。朝倉氏が今後のティアにも参加されるかどうか、わからないが、俺はつぎのコミティアではもっとマシな、朝倉量子に見せられるような作品を作るぞ!!!と奮起できた。