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檜山バターン(@hiyanimation)のブログです。note(https://note.com/batahiya)では別の記事を載せていてそっちの方がちゃんとしてます。このはてなブログは知人に読まれることを想定していることが多いです。

ぷにケット41(プリジャン29)の感想

 プリジャン行きました!楽しかったです!

 

 プリジャンは、ぷにケットというほぼジャンル問わない系二次創作イベントのなかのプリティーシリーズに関するところがイベント内イベントとしてある形の即売会です(今までもずっとそうだったのかは不明)。初参加だったんですが、参加者3人、売り子1人という大所帯で参戦しました。

 今回はコロナ禍のなかでのイベントということで、一般参加者は一時間ずつの交代制、そもそも参加者全体がいつもより圧倒的に少ないらしい、とイレギュラーづくめでした。

 そして自分たちはサークル人員が4人、つかえるサクチケ(入退場自由のサークル専用チケット)は2枚ということで、二人がカタログ入場だったのですが、その2人分は入れ替え制での入退場を余儀なくされるということになってしまいました。

 その点は当日まで知らされなかったので大変で、ちょっと憤りがあります。まあ4人サークル人員がいることは珍しいことなので、我々が最もあおりを食っただけなのだろうとは思いますが、事前にちゃんと告知しておいてほしかった……。

 

 サークル参加者はカタログ上は130くらいでしたが、じっさいに来たのは90くらいだと思います。ぷにケットはいつも500前後参加する個人運営イベントとしては最大規模のものらしいので、いつもより相当少ない様子でした。それに比しては一般参加者はだいぶ多く、よく売れました。

 

 さてそのあとの流れをざっくり説明。

 サークル責任者である俺と売り子をやってくれるtnhrくんだけ事前につき、一般参加時刻にもう二人の描き手である、ぴぴるぴ氏とモミョララチチャンタン氏が到着……したのですが、先述の入れ替え制問題により一時間後の入場になってしまいます。人はそのままに袋に入った同人誌だけ受け渡すという、なんか禁制品の密輸のようなことをして、開会の11時を過ぎたころにはなんとか設営完了しました。

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 tnhrはそもそも売り子というよりはあそびにきた友達、って感じでサクチケ入場も当日決まったのですが、結果的にかなりいろいろとやってもらって本当に助かりました。

 

 とまあいろいろな仕様変更にとまどいはしましたが、入れ替え制の同人イベントはなかなか面白い特徴がありました。

 いつも同人イベントでは開会してから1時間がいちばん売れます。コミケほど大規だとちょっと別ですが、このような小~中規模なイベントでは十中八九そうでしょう。一時間超えても残っている本は不良債権のように残り続けて結局終了までほとんど売れない……というなんともいえない経験は多くの同人作家がしているのではないでしょうか。

 しかし今回は入れ替え制であることでそのようなスタートダッシュ時間が一時間ごとに発生しました。今回は10分あれば全部見て回れるほどのスペース数だったので、入れ替えてから10分くらいがそういうかきいれ時って感じでした。

 11時、12時10分、13時20分と回を重ねていって、友人二人の本は完売、自分は1部を残すのみとなったので14時30分の入れ替えを待たずに撤収。まさかこんなに売れるとは思ってもみなかったのでうれしかったです。

 あと、こんな大変ななかでもちゃんと開催したぷにケット運営の方々には本当に感謝します。

 

 買い手としてはファミリアさんというかたの作品がすさまじい魅力をはなっていました。

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 オリキャラと多数の版権キャラが大量に出てくるのが特徴で、いわば小学生のときの自由帳の落書きにしかなかった自由さというものが充満した、本当に魅力的な同人誌です。

 しかし、このファミリア氏の多数の同人誌が、氏の構想する世界を舞台にした連続、相関する物語になっている点において、子供の想像とは圧倒的な作り手としてのパワーがあります。子供の自由さと大人の熱意が合わさり最強ってことだ!

 つねづね日本におけるアウトサイダーアートの発表の場は同人イベントだと思うのですが、今回のファミリア氏の作品はそんな風に構えている俺の度肝すらぶち抜く圧倒的なすごみがありました。

 終わってから、tnhrと13時からきた友達のかくまい君とサイゼリヤに行ったのですが、ファミリア作品について数時間語り合いました。(上掲の画像のうちの二冊は二人がそれぞれ買ったもの)。

 

 そのあと3人で原宿のプリズムストーンカフェ原宿に行き、二次創作で得た収益を公式に奉納しました。

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レオナの股間の前に立つ俺

 カフェにはめが兄ぃがいたりなかなか楽しかったのですが、店内でプリパラを流しているモニターがフレーム補間するタイプでヤバかったです。公式のコラボカフェが原作者に敬意を持っていない、というのは作品作りを人生の主柱とするもののはしくれとしては憤慨すべきことなのですが、60fpsでぬるぬるとキモイ動きをするペッパーは三人でげらげら笑いました。

 

 今回つくった俺の本は、再販はないですが、どっかのタイミングで公開すると思いますし、すぐに読みたければDMなりしてください。

 最後にファミリア氏のpixivとホームページを貼っておきます。でも真のすごさはネット公開分にはないかな、と思います。もし同人イベントで見かけたら買ってください!

https://www.pixiv.net/users/2690981

http://saifrasbl.blog.fc2.com/